12年で5店舗の飲食店経営に成功！サッカー好きな異色オーナー経営者とは！？

今回紹介する馬場人は、12年で5店舗の飲食店経営に成功し、サッカー好きな異色のオーナー経営者、株式会社修三グループ代表取締役の中川修三さんです。

東京都杉並区西荻窪出身の中川さんは、現在二足の草鞋を履きながら活動されています。

昼はサッカークラブのコーチ。夜は、飲食店オーナー経営者としての顔を持たれています。

それ以前は、大手企業グループ会社にて12年間働いておられました。

今回は、
「企業を退職してもなお、打ち込みたかったサッカー指導への熱き想い」
「飛び込みで始めた飲食店オーナー経営者としての成功秘話」
を中心に伺ってきました。

ぜひ、ご覧ください!!!!
【インタビュアー：早稲田地域メディア研究会】

一般企業を退職され、独立されるまでの経緯を教えて下さい。

高校卒業後に、東京電力のグループ会社に入社しました。そこでサラリーマンとして働く傍ら、社会人チームでサッカーをしていました。21歳の時、チームメイトだった中学サッカー部の顧問の先生に誘われたことが、サッカー指導に携わるようになったきっかけですね。その後もご縁があって、都立高校サッカー部のコーチを歴任しました。そうしているうちに段々とサッカー指導への熱が高まっていきました。そして30歳になった時、「今しか出来ない事をやりたい」という想いがとまらなくなりました。そこで、平日の昼間にサッカー指導に打ち込める環境を創る為、飲食店を独立開業する決断をしました。

独立という決断に、不安はなかったのですか？

正直、不安な気持ちはありましたね。ですが、自分の中でリスク配分だけはしていました。最初の店舗を出す際の初期費用が、約300万円という見積もりでした。その時に考えたのは、もし店が上手くいかずに借金を抱えたとしても、サラリーマンとして5年間全力で働けば返せるという事です。それならば、挑戦してみようという気持ちでした。

そこから、キャッチーな名前の「卓球酒場」ぽん蔵をオープンされました。
昼はサッカー指導に打ち込む為に、夜に営業が出来るBARを開業しようと思いました。
その時に最も重要視したのが、「差別化」を図る事です。名前をぱっと聞いた時に印象に残るようにしたいと考え、卓球酒場にしたんです。実際、このネーミングに惹き付けられて店の様子を覗きに来てくれる人も多くいますね。この名前は、商標登録もしています。個人的に卓球が好きという訳ではありません…（笑）

とんとん拍子のように思われるのですが、大きな失敗などはなかったのでしょうか？

渋谷で3号店を出した際、苦難がありました。それまでの西荻窪や吉祥寺とは違い、非常に多くの店が渦巻いている渋谷では、あまり目にとめてくれる人がいませんでした。事実、2か月間赤字が続きました。そこからより一層、広告宣伝に力を入れるようになり徐々にお客さんが認知していってくれるようになりました。

都内5店舗まで事業展開をされています。その秘訣はどこにあると思いますか？

大きな要因は、誰がカウンターに立っていても売り上げを出せる店にした事ですかね。西荻窪1号店の現場で働いた時なのですが、カウンターに私が立っている時とそうでない時とで、売上が大きく違うという事がありました。この時に感じた事は、「売上が属人化してしまうと、店舗展開をしていく際にリスクが大きい」という事です。その為、あまりそういった事に左右されない店舗形態にしました。うちの店には、卓球台だけではなく、ダーツやファミコン、黒ひげ危機一髪など、お客さんが自由に楽しめる空間が広がっています。もちろん店舗毎によってもカラーがあって、西荻窪店ではバーカウンターを充実させたりしています。西荻窪店での交流をきっかけに、15組ものカップルが結婚している事は、とても嬉しいです。

サラリーマンとしてのご経験で、今に活きている事はありますか？

一番は、社会人として生きていく上での基礎技術です。パソコンの扱いや経理の知識、書類作成などハード面のスキルは、サラリーマンの10年間で身に着けられました。

逆に、サラリーマン時代に歯がゆかった事などがあれば教えてください。

大きい企業に勤めていた事もありますが、現場の判断ですぐに行動を起こせない事に歯がゆさを感じる事はありましたね。

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